セブン&アイHD、イトーヨーカ堂を数年間で約40店舗閉鎖

2015年9月18日 22:22

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 セブン&アイ・ホールディングスは18日、今後数年間でイトーヨーカ堂全店の22%にあたる約40店舗を閉鎖すると発表した。構造改革による活性化が進まない店舗が主な対象だが、現段階で具体的な内容は決定していないという。

 同社は、総合スーパー事業と百貨店事業の収益性改善を図っており、今上期はイトーヨーカ堂でMD(マーチャンダイジング:品揃え計画)改革、大幅な組織変更、単品管理に基づく在庫削減、テナントミックスによる売場活性化、新店開発、不採算店舗の閉鎖などを実行している。

 同社のスーパーストア事業の業績は、2015年2月期の営業収益が前年同期比0.1%増の2兆121億円、営業利益が同34.8%減の193億円と、好調なコンビニエンスストア事業(営業収益が同7.8%増の2兆7,277億円、営業利益が同7.5%増の2,767億円)と対照的に大幅な減益となっていた。

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