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アパレルウェブ パルコと業務・資本提携 オムニチャネル化&アジアビジネスでタッグ
アパレルウェブ(東京、千金楽健司代表取締役社長)とパルコ(東京、牧山浩三代表執行役社長)はきょう3日、小売り専門店や、商業運営事業者向け事業支援を行うことを目的とした業務・資本提携を結んだ。商業施設「パルコ」に出店する専門店や外部の商業施設に対し、ウェブコンサルティングや店舗運営事業を通して得た売り上げ拡大ノウハウを提供するとともに、アパレルウェブがシンガポールに持つ日本ブランドのセレクトショップ「ジェイランウェイ(JRunway)」への出店機会を促進。“オムニチャネル化への対応推進”“インバウンド対応強化”“海外進出支援”を軸にした包括的な業務連動を進める。
ウェブやスマートフォン向けアプリなどを通じたショッピングが増加しているほか、外国人訪日客による需要が著しく伸長するなど、昨今の消費環境の変化に対応したもの。テクノロジー活用を通じた店舗運営の価値向上や、ASEANを中心とした海外事業において、両社の親和性が高いことから、今回の提携に至った。
業務・資本提携の目的はおもに4つ。1)パルコに出店する専門店テナント向けウェブサービスの拡充―アパレルウェブが持つオムニチャネルのノウハウの活用により、パルコに出店する専門店テナントのウェブサービスを拡充する。2)ICTノウハウの外販拡大―アパレルウェブが持つオムニチャネルのノウハウとパルコの店舗事業で獲得したICT活用ノウハウと、パルコ グループ会社のパルコ・シティ(東京、川瀬賢二代表取締役社長)が持つウェブコンサルティングノウハウを、掛け合わせ、専門店や外部の商業施設向けに営業展開を行う。3)専門店テナントの海外進出支援―アパレルウェブがシンガポールに持つセレクトショップ「ジェイランウェイ」や、東南アジアを中心に展開を予定している期間限定ショップに、パルコへ出店する専門店テナントのトライアル出店の機会を提供。加えて、アパレルウェブが運営する海外向けECサイトへ専門店テナントの出店も促進する。4)訪日外国人のパルコ来店促進―上記セレクトショップ「ジェイランウェイ」とパルコの共同企画や、シンガポール、ASEAN圏内でのパルコおよびパルコ出店テナントとの告知・宣伝連動を行う。増加する訪日外国人客に対し、パルコの認知度を向上させ、海外のお客様にパルコへの来店を促進する。
なお今回の提携により、パルコは第三者割当増資の引き受けとして、約4億円の出資を行うほか、社外取締役をアパレルウェブに1人派遣。アパレルウェブを持分法適用会社とする。
■オムニチャネル化とアジア市場進出を加速させたい
アパレルウェブは2012年10月、海外進出サポートの一環として、日本のアパレルブランドを集積したセレクトショップ「ジェイランウェイ」をシンガポールの大型商業施設「プラザシンガプーラ」に出店。さらに今年4月には、ASEAN全域を対象にした越境型ECをオープンした。同社・千金楽健司社長は、「「ジェイランウェイ」の運営を通して、日本のブランドがアジア市場で戦えることを再認識した。越境型ECの展開にも手応えを感じている」といい、「私たちの最大の強みであるウェブマーケティングを活かし、グローバルECをより拡大させていくことが私たちの展望。今後は、アジア展開における長年のノウハウと経験を持ち、アパレルブランドとの多数のネットワークを保有するパルコと連携することで、シナジーが生まれることに期待したい」(同)と提携の経緯について話した。
海外事業だけでなく、国内事業についても連携を深め、パルコの運営するウェブサービスと、アパレルウェブが運営するオムニチャネル化を実現するサービス「アパレルクラウド」との相乗効果を図る。「今回の提携によって、日本からの参加ブランドが増えることを期待している。オムニチャネル化を加速させるとともに、越境型ECを通し、ともにアジア市場に向け挑戦をしていきたい」(同)と話した。
■パルコ
株式会社アパレルウェブとの業務・資本提携契約について
■アパレルウェブ
アパレルウェブとパルコの業務・資本提携について
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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