イーロン・マスクやホーキング博士、ウォズなどがAI自律型兵器禁止を呼び掛け

2015年7月30日 16:16

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 非営利の研究組織Future of Life Institute(FLI)は7月28日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開催のIJCAI(人工知能国際会議)2015のオープニングで自律型兵器の開発禁止を呼び掛ける公開書簡を発表した。FLIはSkypeの共同創業者ジャーン・タリン氏やと米マサチューセッツ工科大学のマックス・テグマーク教授らが立ち上げた研究組織。SpaceXのイーロン・マスク氏やスティーブン・ホーキング博士、人工知能研究で知られるスチュワート・ラッセル教授らが顧問として名を連ねている。

 彼らはすべての主要な軍事組織がAI兵器開発を強行した場合、グローバルな軍拡競争が進むことを避けられなくなるとし、さらに、AI兵器は核兵器と比較して開発が容易で低コストな上、監視が困難だ。さらに、コピーも比較的簡単なことから「自律型兵器は未来のカラシニコフ銃になる」とした。発表された書簡には、FLI創業者や顧問に加え、米Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏、東京大学の中村佳彦教授など、1000人以上が署名しているとのこと(Future of Life InstituteITmediaCNETSlashdot)。

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