トヨタ・三井住友銀・スパークス、新ファンド設立へ　「知能化」「ロボティクス」「水素」の3分野

　トヨタ自動車、三井住友銀行、スパークス・グループの3社は22日、新たなファンドの設立に向けて連携すると発表した。未来社会を開拓する技術開発を手掛ける企業・プロジェクトを対象に、機動的に資金を投入していくという。

　具体的には「知能化技術」、「ロボティクス」、「水素社会実現に資する技術」の3分野を想定している。トヨタは新技術や市場動向などの広範な情報をタイムリーに入手し、事業戦略に活用するとともに、革新技術を有する企業の成長・事業化を支援する。三井住友銀行は、次世代技術の育成を目指す。また、スパークスは、次世代の成長に資する投資を長期的な視点から実践し、新たな領域を開拓していく。

　なお、今後3社で出資規模・その他の出資者・投資対象などの詳細な検討を進め、秋ごろのファンド設立を目指していく予定。