日産自の中国減産が持続、5月は5.6%圧縮

2015年7月1日 13:50

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記事提供元:フィスコ


*13:53JST 日産自の中国減産が持続、5月は5.6%圧縮
日産自<7201>の中国生産が減少を続けている。このほど発表された今年5月の国・地域別生産台数では、中国の生産台数が前年同月比5.6%減の10万927台に圧縮された。減少幅は3、4月の2ケタから1ケタに縮まったものの、減産態勢が継続している。盖世汽車網が6月30日付で伝えた。
その他の主要生産国では、メキシコが5.2%減の7万298台、英国が6.6%減の3万8513台。半面、米国は2.7%増の8万3672台に拡大している。
もっとも、世界全体の生産台数は回復に向かった。5月は1.9%増の43万4332台に達し、プラス成長に転じている。SUV(スポーツ多目的車)の需要拡大を追い風に、本拠地日本での生産が8.0%増の6万6978台に伸びた。海外工場も0.9%増の36万7354台と回復に転換。微増だったものの、5月の過去最多を更新した。しかし、1-4月の減少が響いて、1-5月の世界全体生産台数は、前年同期比2.9%減の211万7260台に低迷している。
日産自による5月の世界販売は、0.1%減の44万2408台。1-5月では0.2%増の227万4497台だった。うち、中国販売は、5月が0.1%増の10万2545台、1-5月が6.8%増の49万4280台。「エクストレイル」とコンパクトセダン「シルフィ—」の好調に支えられた。

【亜州IR】《ZN》

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