川崎重工、人の動きをする双腕スカラロボットを発売

2015年6月4日 06:14

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双腕スカラロボット“duAro” (川崎重工の発表資料より)

双腕スカラロボット“duAro” (川崎重工の発表資料より)[写真拡大]

 川崎重工は3日、人のように両手を動かせる双腕ロボット「duAro(デュアロ)」を発売した。

 duAroは、人の動作に必要な領域や両手の動き、それぞれの腕の独立した動きなどをそのまま再現できる新たな双腕構成のロボット。使い易さを追求した結果、水平方向に動作するシンプルな動きの水平多関節ロボットを双腕にし、さらにダイレクトティーチ機能を搭載することで、教示が簡単で実用性の高いロボットとした。また、ロボット本体とコントローラを台車一体のパッケージ構造にすることで、設置や移設を容易にした。

 ロボット本体は、胴体から水平に伸びた2本のアームが対になって動くことで、人が両腕で行っている作業を、人一人分のスペースで簡単に置き換えることが可能。また、衝突検知機能や人の近くでは 低速で動作する安全機能を装備しており、作業者のすぐ横に設置しても安心して共存作業をさせることができる。

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