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トヨタ、燃料電池の触媒「白金」の劣化をリアルタイムで観察できる新技術
白金微粒子挙動の観察結果 (トヨタ自動車の発表資料より) [写真拡大]
トヨタ自動車は18日、ファインセラミックスセンター(JFCC)と共同で、燃料電池(FC)の触媒である「白金」の劣化をリアルタイムで観察できる新手法を開発したと発表した。
「白金」の反応性低下は、「白金微粒子」の粗大化に起因することは知られているが、これまでの観察手法では、粗大化に至るプロセスをリアルタイムで把握することができず、粗大化の要因を解析することが難しかった。
新手法では、観察・分析用の「透過型電子顕微鏡」の中でFCと同じ発電状態を再現できる新しい観察用サンプルの作成に成功し、数ナノメートルのレベルで、反応性低下に至る挙動プロセスの観察を可能とした。
今後は、新しい観察手法により、反応性低下のメカニズムを解析し、FCに不可欠な触媒である「白金」の性能・耐久性向上のための研究・開発指針につなげていくという。
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