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(香港)BYDが急騰:1-3月期は純利益10倍、中間期も最大3割増益へ
*11:23JST (香港)BYDが急騰:1-3月期は純利益10倍、中間期も最大3割増益へ
49.60HKドル(+3.66%)=11:20現在
充電電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)が急騰。一時前日比10%以上上
昇する場面もあった。同社は27日引け後、15年1-3月期の業績(中国会計基準)を発
表し、純利益が前年同期比910.8%増の1億2094万人民元(約23億円、EPS:0.05人民
元)に達したと報告した。売上高は30.4%増の152億8250万人民元で推移している。
自動車事業が成長する。在庫の減損損失や貸倒引当金も減少した。
同社は3月に発表した業績予想のなかで、新エネルギー車の販売が力強く伸びたと
説明している。ガソリン車についても、「S7」「G5」といった新モデル車が人気を集
め、販売が回復傾向を示した。
併せて、6月中間期の業績予告も発表。純利益は10.9-33.1%増の4億-4億8000万
人民元に伸びると予想した。ガソリン車事業の回復が続いているほか、新エネ車の販
売台数が前年同期を大きく上回って推移しているという。携帯電話の部品・組立事業
も安定を維持。ただ、太陽光発電事業は苦戦している。市場競争の激化、製品価格の
低迷が続いていることから、中間期では赤字が続く見込みとした。
同社は二次電池メーカーとして発足した後、BYDは携帯端末の組立、自動車の生産
に参入。小型ガソリン車のほか、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車
(EV)を生産・開発する。09年5月にVW、10年3月にダイムラーと業務提携。ダイム
ラーとは、EV研究開発の折半出資会社を設立した。米著名投資家バフェット氏が戦略
投資家に。09年に同氏の投資会社バークシャー・ハサウェイの子会社が出資し、株式
9%を保有している。本土上場。11年6月、A株の発行で約13億5000万人民元を調達し
た。携帯端末部門の子会社として、比亜迪電子(BYDエレクトロニクス:285/HK)を傘下に置く。
【亜州IR】《ZN》
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