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リコー、3Dプリンターによる部品や製品の直接製造(DDM)サービスを開始
新サービスの提供拠点「RICOH Rapid Fab 厚木」の設備(リコーの発表資料より)[写真拡大]
リコーは14日、製造現場向けの3Dプリント関連サービス「RICOH Advanced Direct Manufacturing Services(リコー アドバンスド ダイレクト マニュファクチャリング サービス)」の販売を27日から開始すると発表した。
サービスの提供にあたり、3Dプリンターとアディティブ・マニュファクチャリング業界の世界大手であるストラタシス社(イスラエル、米国)の国内販売代理店であるアルテックと協業する。さらにアルテックを通じて、ストラタシス社の日本支社であるストラタシス・ジャパンとも協力体制を築く。
リコーは、昨年9月から3Dプリンターをキーとしたアディティブ・マニュファクチャリング事業(AM事業)を開始しており、新しいサービスはこの事業の一環として提供するもの。工場で利用する治具や型などのツール類や最終的に製品に組み込む部品を3Dプリンターで直接製造するDDM(ダイレクト デジタル マニュファクチャリング)という手法をもとに、自社で培ったノウハウを活かし、顧客へのコンサルティング~3Dデータの設計~造形(3D出力と後処理)までを一貫して提供することにより、製品を市場に出すまでの時間短縮や製品自体の付加価値向上に貢献する。
このサービスは、「RICOH Rapid Fab 厚木」を拠点とし、専門の技術者と複数の方式の3Dプリンターを10台程度配置する。これにより、さまざまな材料による造形が可能で、特殊な材料を利用した部品や小ロットの生産にも対応できる設備を構築する。
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