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首相・閣僚は参拝しない 政治ルールで確立提唱 共産・志位委員長
記事提供元:エコノミックニュース
日本共産党の志位和夫委員長は戦後70年の歴史の節目の今年を「日本とアジア諸国との和解と友好に向かう年になるよう力をつくす」とし、日本の政治の5つの基本姿勢を提唱した。党の機関紙が党幹部会で志位委員長が提唱したと報じた。
この中で志位委員長はA級戦犯を合祀する靖国神社への参拝について「侵略戦争肯定の意思表示を意味するものであり、少なくとも首相や閣僚の参拝は行わないことを日本政治のルールとして確立する」ことを提唱した。
このほかの提唱の4つは「村山談話」「河野談話」で政府が表明してきた過去の誤りへの立場を学校教科書に誠実かつ真剣に反映させる努力をつくすことや民族差別をあおるヘイトスピーチを根絶するために、立法措置を含めて、政治が断固たる立場にたつこと、日本軍「慰安婦」問題について、被害者への謝罪と賠償など人間としての尊厳が回復される解決に踏み出すこと、「村山談話」「河野談話」の核心的内容を継承し、談話の精神にふさわしい行動をとり、談話を否定する動きに対しきっぱり反論することとしている。
戦後70年の節で、特に靖国神社へのA級戦犯合祀に反対されていたとされる昭和天皇はA級戦犯合祀以降、靖国神社への参拝をされないまま崩御されたが、靖国神社からのA級戦犯の分祀や無宗教施設の建設など、改めて国会議論されることも求められている。(編集担当:森高龍二)
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