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住友生命、システムミスで配当金を1億5千万超過払い 返金請求へ
住友生命の一部の契約で配当金の誤計算があった。写真は、加入時期によっては誤計算があった可能性のある「こどもすくすく保険」の商品紹介ページ。[写真拡大]
住友生命は20日、計算のプログラムミスにより、一部の契約について、配当金の誤計算が判明したと発表した。払い過ぎていたケースがおよそ800件、合計で1億5000万円に上ることが分かり、個別に連絡をして返金を求めるという。
問題が発生したのは、同社が販売した「3年ごと有配当保険」商品であるライブワン、Qパックや「5年ごと利差配当保険」商品である愛&愛、楽々人生、ニューベスト、ザ・ベストなどの商品に付随する定期保険特約部分の長期継続配当金(※)だ。
計算プログラムに設計ミスがあったため、平成22年4月から平成26年12月までに長期継続配当金を支払った契約のうち、保険料払込回数等の変更手続き(年払から月払への変更、月払から年払への変更等)を行った契約について、配当金の誤計算が発生したという。
正当金額より多く支払った件数は798件で、超過払い金額は1億5,727万円になる。また、正当金額より少なく支払った件数も629件あり、今後、契約者に支払う追加支払額は1,763万円になる。
同社は、調査により誤計算の発生した契約は全件特定できており、今後は文書等により個別に連絡をとり対応するという。また、「このような事態が発生し、お客さまならびに関係者の皆さまにご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
※ 長期継続配当金:3年ごと有配当保険および5年ごと利差配当保険において、長期で契約継続した契約者へ支払う特別配当
(記事:町田光・記事一覧を見る)
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