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社内の人に年賀状を送る人は「年収が140万円高く出世も早い」
年末年始の風物詩のひとつ、年賀状。しかし近年は、メールやSNSサービス、携帯電話の普及によって、コミュニケーションはかつてより身近になり、プライベートシーンでは「年賀状はやめて、メールや電話で挨拶しておこう」と考える人は増えている。
社会人の場合、取引先やお得意さんに年賀状を出すのは、なかば業務の一環でもあり、多くの人が躊躇なく年賀状を出す。しかし「社内の人宛」となると、プライベートと同様に「毎日顔を合わせているし、まあいいか」と判断する人が多いだろう。
しかしリサーチ会社、トレンド総研の調査レポートによると、その判断が「年収・出世」において、大きな差異を生む可能性があるかもしれない、と報告している。
同社が12月11日に発表した、「“年賀状”にみる年収と出世に関する調査レポート」によると、「社内の人宛」の年賀状を出す人は、出さない人に比べて「年収が平均140万円高く、出世も早い」という結論を得たという。
調査は20代から50代までの会社員・男女500名を対象にアンケートによって行われ、社内の人宛てに送る年賀状を対象に、年賀状を送っている人と送っていない人でどのような差があるかを検証したもの。
まず「年収」だが、社内の人に年賀状を「送っている人」の平均年収が535万円なのに対して、「送っていない人」は395 万円で、140 万円もの差があったという。
年代別にその差をみると、20代で33万、30代で37万、40 代で108万、特に50代では215万の差がみられたという。あまり年収差がないはずの20代から差が出ているというのは、興味深い結果であり、また、40代、50代で3ケタ単位の差が出ているのは、当然ながら出世の影響があると考えられる。
年賀状の送付と役職の有無の関係は、年賀状を送っている人のうち、役職に就いている人は40%に対し、年賀状を送っていない人のうち、役職者は13%とその差は3倍以上。年代別でも、20代から50代まで、各年代で同様の傾向がみられたという。さらに、「自分は昇進・昇格のスピードが早いと思う」と答えた割合は、年賀状を送っている人では65%と半数以上なのに対し、送っていない人では35%となったという。
これらの結果からこのレポートは、「年賀状を社内コミュニケーションツールとして有効活用している人ほど、出世が早く年収が高くなる傾向がある」と結論付けている。
さて、これから正念場を迎える年賀状シーズン。社内の人に律儀に出すか、それともマイペースを守るか、この調査結果を判断材料のひとつにしてみてはいかがだろうか。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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