【銘柄フラッシュ】スリープロGやデジタルデザインが急伸し新規上場株も底堅い

2014年9月25日 16:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  25日は、NYダウ157ドル高などを受けて主力株や日経平均の先物が上げ、自動車株の場合は、朝方にホンダ <7267> が高値を更新して先行するとトヨタ自動車 <7203> や日産自動車 <7201> が前引けにかけて高値更新の幅を広げ、これらが後場もみ合いに転じるとマツダ <7261> などが再び飛び出して高値更新幅を拡大する好循環の相場となった。

  後場は日立製作所 <6501> が2.4%高、三菱電機 <6503> が3.2%高、富士重工業 <7270> は4.2%高など値幅を広げる銘柄が続出。不動産、大手商社、メガバンク、証券株なども軒並み堅調となり、三菱重工業 <7011> も1.2%高の高値更新など重工株も高い。

  きょう新規上場の創薬ベンチャーリボミック <4591> (東マ)は9時31分に公開価格2300円を470円下回る1830円で初値がつき、その後は2078円まで上げ、前引けは1999円だった。後場は1999円を上値に売買交錯となり、終値は1902円だった。RNA(リボ核酸)の新技術を使って難病を解決すべく東京大学医科学研究所の教授だった中村義一社長が創業。

  東証1部銘柄の軒並み高によって、信用取引の担保余力が拡大とされ、中小型軽量株への資金流入期待が強まり、スリープログループ <2375> (東マ)はミステリーショッパー(覆面調査)好調などが言われて26.4%ストップ高の高値更新、大阪地盤のデジタルデザイン <4764> (JQG)は東京地盤の営業支援企業アズとの提携を好感して20.4%ストップ高、セキュアヴェイル <3042> (JQG)は20.0%ストップ高となり日本航空 <9201> で発生した個人情報流出を材料に高値更新。

  着用ロボットのCYBERDYNE <7779> (東マ)は16.8%ストップ高となり、パナソニック <6752> の介護ロボット参入報道を受けて急動意。9月初にかけて半月で9倍に高騰した大泉製作所 <6618> (東マ)は調整も半月を経たとされて出直りを強め12.5%高。

  東証1部の値上がり率1位はランド <8918> の7.7%高となり株価10円台のため率も大、2位はSBSホールディングス <2384> の7.2%高となり業種別で出遅れ感の強い倉庫・運輸株が高い中で業績好調とされて高値に進んだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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