【銘柄フラッシュ】ミクシィが急動意となり新規上場銘柄は後場波乱

2014年9月18日 16:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  18日は、ソニー <6758> が今期の営業利益の赤字転換や無配の見通しを悪材料に朝方13.2%安の1844.0円(279.5円安)まで急落したものの、その後は値を戻す展開になり大引けは8.6%安となった。

  一方、為替が対ユーロでも円安進行のため、日立製作所 <6501> は欧州での鉄道事業などが言われて一段ジリ高となり2.5%高、欧州事業の割合が高いキヤノン <7751> は0.8%高で高値を更新し、ファナック <6954> も上値を試す場面があり2.3%高。

  三菱商事 <8058> は1.8%高となり高値を更新した。ミクシィ <2121> (東マ)は全上場銘柄の中で売買代金3位の大活況となり8.5%高。昼に「モンスト」の海外展開を発表し動意を強めた。

  また、NTTドコモ <9437> が米アップル社の新スマートフォン「iPhone6」への期待などから0.6%高程度だが高値を更新。アルプス電気 <6770> などのスマホ部品株は総じて冴えなかった中で、アオイ電子 <6832> (東2)は3.7%高となり連日高値。

  本日新規上場のリアルワールド <3691> (東マ)は後場大波乱。クラウドを活用して在宅の仕事を紹介・発注するクラウドソーシングサービスなどを運営し、11時26分に公開価格2530円を78%上回る4505円で初値をつけ、その後4565円まで上昇したが、後場はPERの高さなどが言われて値を消し、初値形成後の本日のストップ安に当たる3805円で安値引けとなった。

  また、上場2日目のロックオン <3690> (東マ)は初日に買い気配のまま値がつかず、本日11時9分に公開価格公開価格1300円の3.8倍の5000円で売買が成立し初値を形成。その後5110円まで上げた。後場は売買交錯となって終値は4790円だった。アドテクノロジーと呼ばれる先端的なネット広告支援などを展開。

  東証1部の値上がり率1位(上場投信を除く)は住石ホールディングス <1514> の13.3%高となり、豪州で発生したグループ会社の訴訟が勝訴と伝えられ13.3%高、2位はヤマウラ <1780> の10.3%高となり昨日株主優待の適用株数を引き下げ発表したことを好感、3位はライフコーポレーション <8194> の7.9%高となり昨日の業績予想の増額発表を好感して1週間ぶりに高値を更新した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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