LinuxサーバにDDoS攻撃を行うボットネットが確認される

2014年9月5日 17:12

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 9月3日、オンライン・コンテンツ向けのクラウドサービスを展開しているAkamai Technologiesは、新たなサイバーセキュリティ脅威に対するリリースを出した。それによると、ElasticSearchやStruts、Tomcatに存在する脆弱性を悪用し、Linuxサーバーに侵入してマルウェアを設置するという攻撃が確認されているという( HELP NET SECURITYSlashdotCodeZine)。

 問題のマルウェアは「IptabLes」と「IptabLex」というもので、これに感染すると、エンターテイメント関連業界に対してDDoS攻撃を仕掛けるという。攻撃者は適切にメンテナンスされていないサーバーに対し脆弱性を悪用してアクセス権を入手し、悪質なコードをシステムに潜伏させるという。このコードが仕込まれたマシンはDDoSを行うボットネットの一部としてコントロールされてしまうそうだ。詳細についてはAkamai TechnologiesのPLXsertでも公開(登録制)されている模様。

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