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【今日の言葉】自販機販売不振とGDP
『自販機販売不振とGDP』=伊藤園の今年4~5月期(第1四半期)の営業利益が前年同期比約60%の大幅減益と報道された。主たる原因が消費税と天候不順の影響ということだ。
一企業の減益ではあるが、少し拡大解釈して見ておく必要はありそうだ。同社は自販機販売を主力としており、自販機販売は個人消費動向を最も早く敏感に現すものだからだ。自販機販売の不振が消費全体の不振を暗示しているとしたら景気に対する見方は慎重が求められる。
とくに、今年8月は日照不足や全国規模の集中豪雨で、消費に与える影響は5~7月を上回るものだった。このため、今年夏の消費は期待以下とみておくべきだろう。
したがって、一部で出ている7~9月のGDP急回復(4~6月は年率マイナス6.8%)という見方は危うくなってくる。
ただ、マーケットにとっては、景気の悪いことは必ずしもマイナスではない。次の消費税10%のためには追加金融緩和などの景気対策が予想されるからだ。
マーケットは、これから相次いで発表される経済指標を横目で睨みながら、政府の景気対策の可能性を読む展開が予想されそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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