トム・ペティ&ザ・ハート・ブレイカーズ、4年ぶり新作で全米No.1獲得

2014年8月8日 15:10

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記事提供元:Billboard JAPAN

トム・ペティ&ザ・ハート・ブレイカーズ、4年ぶり新作で全米No.1獲得

 トム・ペティ&ザ・ハート・ブレイカーズの4年ぶりとなる新作、『ヒプノティック・アイ』が、No.1デビューを果たした8月16日アルバムチャート。

 1976年のデビュー作『トム・ペティ&ザ・ハート・ブレイカーズ』から38年、13作目となる本作『ヒプノティック・アイ』で、初のNo.1獲得を果たしたトム・ペティ&ザ・ハート・ブレイカーズ。これまでには、79年のブレイク作、3rdアルバム『破壊』が2位に、続く4thから6thまでは全作がTOP10入りを果たしたが、No.1獲得にはいたらなかった。一時、ランキングでは低迷するも、1999年の『エコー』で10位に、再びTOP10入りを果たし、前作『モジョ』で、『破壊』に続く2作目の2位を獲得した。UKでも、1991年の『イントゥ・ザ・グレイト・ワイド・オープン』で獲得した3位から、23年ぶりのTOP10入り(7位)を果たしていて、4年を費やしただけはあり、あらためて彼らのその魅力を知らしめた名盤ともいえる。

 続いて、2位にはエリック・クラプトンが初登場。本作、『ザ・ブリーズ~J.J.ケイルに捧ぐ』は、昨年他界したシンガー・ソングライター、J.J.ケイルへのトリビュート・アルバムで、ゲストには今週、首位を獲得したトム・ペティや、ジョン・メイヤー、ウィリー・ネルソン等が参加している。イラストタッチになっているジャケットは、日本が誇る漫画家の貞本義行氏が手掛けたもので、『ピルグリム』(1998年)の評価が高かったことから、エリック本人からの依頼によって実現された。全米では、本作で15作目のTOP10入りを果たしたエリック。ジャパン・チャートでも総合31位と大健闘した。

 3位には、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のサントラ盤がデビューを果たした。8月1日に公開されて以来、3日で興行収入9,000万ドルを突破するという週末興収記録を更新した、本作。主役にはクリス・プラット、『セックス・アンド・ザ・シティ』で華々しいデビューを飾ったブラッドリー・クーパーや、ヴィン・ディーゼルといった今話題の面々が出演していて、すでに続編も制作されることが決まっているという超話題作だ。サントラには、70年代のポップスを起用した映画に直結したナンバーが揃っていて、ジャクソン5やデヴィット・ボウイ、「ウー・チャイルド」でおなじみのファイヴ・ステアーステップス等が収録されている。

 オースティン・マホーンの前座でツアー中の、ショーン・メンデスのデビューEP盤、『ショーン・メンデス』は5位にデビュー。7月12日付HOT100チャートで、24位に初登場した先行シングル、「ライフ・オブ・ザ・パーティー」のヒットを受け、初のTOP10入りにして5位と大健闘した。6秒ビデオ投稿サービスのVineで300万人近いフォロワー数を獲得し、アイランドレコードから見事デビューを果たしたシンデレラ・ボーイ。本作のヒットとツアーでのプロモーションを受け、今後は全米に留まらず、全世界でその名を知らしめる。

 8位にはセオリー・オヴ・ア・デッドマンの『サベージ』、9位には約6年ぶりとなる新作、ジェニー・ルイスの『ザ・ヴォイジャー』がデビューを果たした。セオリー・オヴ・ア・デッドマンは2002年のデビューから12年、前作に続いての同8位で最高位とTOP10アルバムを2作目に更新し、ジェニー・ルイスにとっては、自身初のTOP10となった。

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