【木村隆のマーケット&銘柄観察】ダイハツは環境厳しいが「タント」など6車種を投入

2014年8月6日 12:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ダイハツ <7262> は今2015年3月期の第1四半期決算が市場予想に届かず、整理色を強める展開になっている。7月31日に発表された第1四半期決算は、営業利益が251億円と、前年同期比42%減益となった。

  ただ、通期については営業利益1400億円、前期比4%減益の見通しを据え置いた。第1四半期決算は消費税増税の影響が残り、国内の売上げが低調。海外もドル高インドネシア通貨安に伴い仕入れ価格の上昇が響いた。

  消費税増税前の駆け込み需要の反動減はあるが、新型車を含め6車種の新商品を積極投入し、市場の落ち込みより小幅な減少にとどめる計画。2013年10月にフルモデルチェンジしたスーパーハイトワゴン「タント」の足元の販売が好調に推移しており、従来想定よりシェアは上がると考えられる。

  海外販売では、インドネシアとマレーシアでそれぞれ伸ばし、小売販売台数で同6%増の43万台を目指す。インドネシアでは2013年9月に、同政府が低価格・低燃費車の普及を狙ったLCGC(Low Cost Green Car)政策の適合車第1弾となる「アイラ」を発売。今期も、「アイラ」の拡販を進める計画。

  インドネシアは、2億人を超える人口と、低い自動車普及率から潜在需要は膨大である。従って、所得の向上に伴う自動車購買意欲の高まりから、引き続き1割前後の市場の伸びが期待でき、ダイハツブランド車、トヨタ自動車 <7203> 向けOEM車とも成長が続くと予想する。

  マレーシアも、普及率は既に高くなっているが、経済成長を背景とした堅調な市場拡大を見込め、シェアが高い同社も、市場同様の販売増が継続するとみている。なお、マレーシアでは、2014年年央に新工場を稼働開始させ、新型車を生産する予定。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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