【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フォーカスシステムズは13年11月高値に接近、再動意のタイミング

2014年8月6日 09:25

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  システム構築・運用のフォーカスシステムズ <4662> (JQS)の株価は7月中旬に動意付いた。7月17日に729円を付けて2月戻り高値708円を突破し、さらに7月29日には797円まで上伸して13年11月の高値858円に接近した。その後は利益確定売りで700円近辺まで反落したが、強基調の形であり、目先的な過熱感が解消して再動意のタイミングだろう。指標面の割安感も支援材料だ。

  公共関連・民間関連のシステム構築・保守・運用・管理サービスを主力として、セキュリティ機器関連事業も展開している。顧客別に見るとNTTデータ <9613> 関連、日本IBM関連を主要顧客としている。また民間関連事業では従来の関東圏・近畿圏に加えて、東海圏にも拠点展開して営業を強化している。

  7月8日には、内田洋行 <8057> と、同社が開発した統合型ERPパッケージ「スーパーカクテルイノーヴァ」の販売代理店契約を締結し、同製品の販売と導入サービスの提供を開始したと発表している。

  今期(15年3月期)の業績(非連結)見通し(5月8日公表)は売上高が前期比2.5%増の145億円、営業利益が同1.4%増の9億円、経常利益が同横ばいの8億50百万円、純利益が同9.7%増の5億円で、配当予想は前期と同額の年間20円(期末一括)としている。

  今後数年の事業展開を睨んで技術者の採用・育成などへの積極投資を行うため、今期の営業利益は微増の見通しとしている。ただし需要面で見ると、公共関連事業は政府発信の「世界最先端IT国家創造宣言」関連、民間関連事業は企業のITインフラ投資関連、セキュリティ機器関連事業は官公庁のサイバー犯罪対策関連を中心に高水準のようだ。通期の会社見通しには上振れ余地があるだろう。

  株価の動きを見ると、5月19日直近安値540円から6月25日690円まで切り返し、630円~650円近辺での短期モミ合いを経て7月中旬に動意付いた。7月17日には729円を付けて2月戻り高値708円を突破し、さらに7月29日には797円まで上伸して13年11月高値858円に接近した。その後は利益確定売りで700円近辺まで急反落したが、出直りの流れに変化はないだろう。

  8月5日の終値700円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS72円22銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.9%近辺、前期実績PBR(前期実績BPS726円46銭で算出)は1.0倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって動意付いた。強基調の形だろう。また日足チャートで見るとサポートラインの25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。再動意のタイミングだろう。指標面の割安感も支援材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
「森」を見て銘柄選択をすれば幅広く林業関連株ルネッサンスを先取り余地=浅妻昭治(2014/08/05)
【チャート診断】建設技術研究所は7月高値からの調整ほぼ一巡(2014/08/05)
【編集長の視点】ブラザーは最高値更新後にもみ合い、業績上方修正で市場予想を上回るが利益確定売りが優勢(2014/08/05)
【今日の言葉】NYダウは儀礼が終れば再上昇も(2014/08/04)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事