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Googleが欧州委員会の要請を受け、アプリ内購入付きゲームに「無料」と表示することをやめる方針
Googleでは欧州委員会の要請を受け、アプリ内購入付きゲームに「無料」と表示することをやめるなどの改善を9月末までに実施するそうだ(欧州委員会のプレスリリース、The Vergeの記事、本家/.)。
欧州委員会では消費者保護の観点から昨年12月、ゲームアプリを「無料」と表示することで一切の費用がかからないと消費者に誤解させないこと、直接子供にアプリ内アイテムの購入を勧めたり、大人に購入してもらうように勧めたりしないこと、課金が発生する場合は消費者に十分な通知をし、デフォルトでは明示的に承認されるまで課金しないこと、販売者は連絡先の電子メールアドレスを表示すること、といった改善をAppleやGoogle、欧州インタラクティブソフトウェア連盟に対して求めていた。
すでにGoogle Playストアではアプリ内購入付きアプリの詳細画面に「アプリ内購入あり」と表示され、「無料」とは表示されないようになっているが、一覧画面では同じアプリが「無料」と表示されている。今後はアプリ内購入付きゲームで「無料」という単語の使用をやめるほか、開発者向けのガイドラインで子供に直接購入を勧めないようにし、EU消費者法への違反を監視できるようにする。さらに、アプリ内購入時に毎回確認するようデフォルト設定も変更するという。これらの変更は9月末までに完了するが、EU域以外でも適用されるかどうかは不明だ。一方、Appleは欧州委員会の要請に同意しているものの、具体的な対策はまだ示していないとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | モバイル | ビジネス | Google | EU | ゲーム | IT | お金
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