電力自由化、20代の過半数が「知らない」=楽天リサーチ

2014年7月19日 16:01

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電力会社を選ぶ場合、重視するポイントについて(n=1,000)複数選択 単位:%(楽天リサーチの発表資料より)

電力会社を選ぶ場合、重視するポイントについて(n=1,000)複数選択 単位:%(楽天リサーチの発表資料より)[写真拡大]

  • 2016年からの電力自由化により、地域の電力会社以外の電力会社から電気を購入できるようになることの認知について

 楽天リサーチは18日、夏の節電に関するアンケート調査を行い、結果を発表した。

 今夏は2011年の原発事故以来、初めての原発ゼロの夏となり、電力が足りなくなる恐れがあることを知っているかを尋ねたところ、67.2%が「知っている」と答えた。性別では男性が61.8%、女性が52.6%だった。年齢層別では60代が70.0%で最も多く、年齢層が低くなるほど少なくなり、20代では42.5%だった。

 家庭内の暑さに対する日常の節電意識について尋ねたところ、「非常に高い」が11.9%、「やや高い」が44.1%で、合計で56.0%となった。同社では、昨年にも同じ質問を行ったが、大きな変化は見られなかったという。

 2016年からの電力自由化で、地域の電力会社以外から電気を購入できるようになることを知っているかを尋ねたところ、60.5%が「知っている」と答えた。性別では男性が65.6%、女性が55.4%だった。年齢層別では60代が75.5%で最も多く、年齢層が低くなるほど少なくなり、20代では46.0%だった。

 電力会社を選べるようになった場合に重視するポイントを尋ねたところ、「電気料金が安くなる」が82.9%、「電気が安定的に供給される」が57.0%、「環境にやさしい電気」が22.7%などとなった。「環境にやさしい電気」、「地元に密着した”地産池消”の電気」は60代で高かった、一方、「ポイントやクーポンなどのお得なサービスが充実している」の項目は、年齢層が低くなるほど高くなった。

 調査は9~11日に全国20~69歳までの男女を対象に行われ、1,000サンプルを集めた。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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