【木村隆のマーケット&銘柄観察】伊藤忠商事は株主還元策に期待、非資源ナンバーワン商社へ

2014年7月17日 12:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  伊藤忠商事 <8001> は着実な訂正高波動に乗っている。大手総合商社では、三井物産 <8031> 、三菱商事 <8058> が相次いで自社株買いを公表、ROE(自己資本利益率)向上などにも注力するとしたが、それを受け株価も活発な訂正高に動いた。伊藤忠も首脳陣が自社株買い実施に意欲を示しているとされ、今後株価を刺激するファクターとなりそう。

  また、配当利回りは3.53%と、圧倒的に高い。NISA(少額貯蓄非課税制度)の資金流入が活発化する中、その対象銘柄としてクローズアップされている。前中期経営計画から業績連動・累進型の配当方針を採用しており、増益基調の継続が想定される業績照らすと、増配も継続の可能性がある。

  前3月期は資源分野で定外の減損を計上した。しかしながら、非資源分野が着実に収益を伸ばし、繊維、機械、食料、住生活・情報といった非資源分野の全てのカンパニーが前期にそれぞれ過去最高益を達成し、資源分野の収益落ち込みをカバーすることができた。

  前期収益源となった非資源分野の中でも、前々期の純利益で35%を占める生活消費関連分野では、同社が総合商社ナンバーワンの収益規模を誇る。そして、生活消費関連分野で蓄えてきた強みが新中期経営計画」で目指す「非資源ナンバーワン1商社」のベースになる。

  今2015年3月期は純利益3000億円(前期2453億円)の見通しでスタートしているが、アナリスト筋では増額を想定する声が強い。株価の上値指向の動きを補強していくことになりそう。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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