前場に注目すべき3つのポイント~中小型株や低位材料株の動向を見極め

2014年7月9日 08:15

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記事提供元:フィスコ


*08:17JST 前場に注目すべき3つのポイント~中小型株や低位材料株の動向を見極め

9日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:モメンタム株の動向で個人の需給状況を見極め
■外資系証券の注文動向:差し引き290万株の売り越し
■前場の注目材料:シャープ<6753>、中小型液晶パネルを増産へ

■モメンタム株の動向で個人の需給状況を見極め

☆日経225想定レンジ:上限15300円-下限15200円

9日の東京市場は不安定な相場展開になりそうだ。8日の米国市場は4-6月期決算発表を前に利益確定の流れが優勢となり、NYダウは17000ドルを割り込んでいる。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円安の15255円だった。円相場は1ドル101円50銭辺りと、円高傾向で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、日経平均は前日の安値水準をつけてくると考えられ、支持線として意識されている25日線での攻防になりそうだ。まずは同水準での底堅さを見極めたいところ。また、米国ではアルミ最大手のアルコアの決算が発表された。売上および利益がコンセンサスを上回ったとして時間で上昇しており、安心感につながる。

一方、ソーシャルメディアやバイオ株など、モメンタム株と呼ばれる銘柄群に売りが広がっている。この流れを受けて、個人主体による活発な売買が続いている新興市場を中心とした中小型株への利益確定の流れが強まる可能性がある。

既に昨日辺りには値がさ株から仕手系色の強い低位株に物色対象がシフトしていたこともあり、影響は限られると考えられる。しかし、仕手系色の強い低位材料株に短期資金がシフトする状況は、やや質の悪さが感じられる。値がさの中小型株などと比べて資金回転は鈍いため、値動き次第ではシコリを残す格好となり、需給悪化が警戒されてくることもあるだろう。

中小型株や低位材料株の動向を見極めつつ、アルコア決算の流れから大型株へのシフトを意識したいところか。もっとも、中小型株については信用規制等にも崩れない現在の好需給状況をみると、売り一巡後の切り返しなども意識されやすいだろう。

■外資系証券の注文動向:差し引き290万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り890万株、買い600万株、差し引き290万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

7月2日(水):20万株の売り越し
7月3日(木):80万株の売り越し
7月4日(金):220万株の買い越し
7月7日(月):70万株の売り越し
7月8日(火):20万株の買い越し

■前場の注目材料

・米アルコア、4-6月期業績は市場予想を上回り時間外で約2%高
・シャープ<6753>、中小型液晶パネルを増産へ
・好需給のなか中小型株や低位材料株の動向を見極め

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 マネーストック(M3、6月)

<海外>

10:30 中・消費者物価指数(6月)
10:30 中・生産者物価指数(6月)《KO》

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