東京メトロ東西線、車掌不在のまま運転 一時全線停止

2014年6月23日 18:50

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 東京地下鉄は23日、同日8時38分ごろに、東西線の東陽町駅から隣の木場駅まで車掌不在のまま列車を運転させていたと発表した。車掌不在の判明後、8時40分~50分に東西線全線で運転を見合わせ、約1万3,000人に影響したという。

 同社によると、車掌が不在で運転したのは、JR総武線津田沼駅発、東西線中野駅行きの普通列車(10両編成)。8時38分頃、東陽町駅に到着した列車を引き継いだ運転士が、車掌から受ける決まりとなっている出発合図を確認せずに列車を出発させた。車掌は列車に乗り込むことができず、次の木場駅までの間、車掌不在の状態で運転した。乗務できなかった車掌が連絡し、車掌不在での列車運転であることが判明したという。

 同社は、運行に関する確認事項について間違いがないよう指導徹底するとしている。

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