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【木村隆のマーケット&銘柄観察】メドレックスはETOREATの販売開始で業容は拡大期迎える
メドレックス<4586>(東マ)が快調な値戻し場面に転じてきた。今2014年12月期の第1四半期の決算は、売上げ200万円(前年同期1800万円)、営業損失3億300万円(同1億2100万円の損失)と、やや低調な決算となった。売上げに対し研究開発費、販売費などの費用がかさんでいることが要因。
ただ、通期の売上げ10億6800万円(前期6800万円)、営業利益1300万円(同6億400万円の損失)の、黒字転換の見通しは据え置かれており、ここらあたりが見直しの源泉になっている。売上げ増は、消炎鎮痛貼付剤ETOREATの医療用医薬品としての承認申請により、販売提携先である興和よりマイルストンフィーを受け取ることなどによる。
同社は、皮膚から薬物を体内に吸収・浸透させる経皮吸収技術をはじめとする製剤技術で画期的新薬開発を目指している。これは、イオン液体(常温溶融塩)の特徴を利用した独自の経皮吸収型製剤技術であるILTSを用い、薬効の極大化、副作用の低減、飲み忘れ防止や経口投与が困難な患者への投与を可能にするメリットがある。
現在は、ETOREATの米国での第Ⅲ臨床試験が第2四半期中に終了する見込みであり、計画どおりに期待される結果が得られれば、今年度中に医療用医薬品としての承認申請を行う予定だ。業績はこれを機に、本格的業容拡大期を迎える。
また、他新薬開発についてもILTSを活用した製剤開発を推し進めるとともに、製薬会社等とのアライアンス活動を積極的に展開していく方針だ。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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