原因不明 ポンプ作動し汚染水が予定外の建屋に

2014年4月14日 23:29

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 東京電力は14日、福島第一原発で10日頃、1リットルあたり3700万ベクレルの放射性セシウムを含む高濃度汚染水約200トンが移送先ではない建屋の地下に流入していたとするとともに、14日午後、この汚染水の回収を急ぐとともに再発防止策をとる旨を発表した。

 原因不明のポンプ作動が汚染水を予定外の建屋に移送してしまったわけで、またしても管理の在り方が問われそう。東電は原因について、通常使用しない仮説のポンプ4台が作動したためとしている。そのうえで作動した原因はわからないという。

 また「建屋外に汚染水は漏えいしていないことを確認している」と説明。今後も確認していくとしているが、トラブルの再発防止の徹底が求められている。なお、東電は問題の汚染水の移送を同日午後1時から開始したと発表した。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
東電福島原発事故教訓もコストで国富優先か
東電が小平市に1000台のスマートメーターを設置
東電の14年度の供給計画は未定。3年連続
東電の廃炉組織に、原発メーカーの3名が就任
東電、震災後初めて特別負担金を支払う。271億円

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事