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全米アルバムチャート、6作品が初TOP10入りを果たすも『アナと雪の女王』には及ばず
先週に引き続き、『アナと雪の女王』が16万枚を超えるセールスで、8週目のNo.1を獲得した4月12日アルバムチャート。
今週も強豪によるアルバムラッシュを迎えたTOP10だが、2位以下とは倍近い売上げを離し、断トツの首位をマークした『アナと雪の女王』。アルバムセールスと比例して、映画の世界興収が10億7000万ドルを突破し、アニメ部門では、『トイ・ストーリー3』を抜いてトップに立った。日本だけでも、3月14日の公開からV3を達成し、50億を超える興行収入を記録している。そして、4月現在のアルバム総合セールスでは首位に立ち、映画とともに、今年を代表する作品となりそうだ。
84,000枚のセールスで2位にデビューしたのは、シャキーラの初のセルフ・タイトル『シャキーラ』。先行シングルとしてリリースした、「キャント・リメンバー・トゥ・フォーゲット・ユー」(今週32位)が好調で、アルバムと同時にリリースとなった「エンパイア」も58位にデビューし、アルバムセールスに大きく貢献した。本作はシャキーラの9枚目となるスタジオアルバムで、5作目のTOP10入り、アルバムの順位としては最高位を更新した。
3位には、「アイ・ウォーク・ザ・ライン」(1956年首位)などでも知られる、カントリー界のレジェンド、ジョニー・キャッシュの未発表音源を収録したアルバム『アウト・アマング・ザ・スターズ』が初登場。2003年に死去した後、約10年後にこの音源が発見され、レコーディングは1981年のもの。時を超えてジョニーの歌声が蘇る、名盤だ。
続いて、メタルバンドのメンフィス・メイ・ファイヤー4thアルバム、『アンコンディショナル』が27,000枚を記録してデビュー。2009年のデビューから、ライブなどを中心に活動をひろめ、2012年にリリースした3rd『チャレンジャー』で16位を記録、そして本作で初のTOP10入り、自己最高位を更新した。
6位のエリカ・キャンベルは、『サンクフル』でグラミー賞を受賞した姉妹ゴスペルデュオ、メアリー・メアリーの1人。ソロ作品としては初のアルバム・リリースで、初のTOP10入りを果たした。「哀しみのマンディ」(1974年首位)など、70年代に3曲のNo,1ソングを生み出したバリー・マニロウの新作『ナイト・ソングス』は8位に登場。本作で13作目のTOP10入りを果たし、ベテランシンガーとしての威厳をみせた。
昨年解散したマイ・ケミカル・ロマンスのベスト・アルバムは、2万枚をセールスして、9位にデビュー。TOP10内だけをみても6作が初登場、大物シンガーが揃う中、やはり今週も『アナと雪の女王』の勢いには及ばなかった。
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※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。
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