配当志向も積極的な上値追いの動きは限られるか/後場の投資戦略

2014年3月26日 12:15

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;14456.00;+32.81TOPIX;1169.28;+5.58

[後場の投資戦略]

 期末要因とみられる流れが続いており、昨日同様、こう着感の強い相場展開をみせている。指数インパクトの大きいファナック<6954>、ソフトバンク<9984>、京セラ<6971>、NTTデータ<9613>などが冴えない展開となり、上値の重しに。引き続きTOPIX型優位の展開といったところか。ただ、年度末要因から、インデックスに絡んだ売買が大引けにかけて活発化する可能性はあるだろう。
 物色は高配当銘柄や中小型株にシフトしやすいだろうが、権利落ち後の出尽くし感も意識されてくるため、積極的な上値追いの動きはなさそうだ。サイバダイン<7779>が買い気配で推移しているが、本日は売買が成立しない可能性が高い。ただ、明日以降の売買成立となりそうだが、サイバダイン購入のため売られていた銘柄などには、次第に見直しの動きが意識されてきそうである。(村瀬智一)《FA》

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