【アナリスト水田雅展の銘柄分析】カナモトは好業績評価する流れに変化なく押し目買い好機

2014年3月26日 09:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  建設機械レンタル大手のカナモト <9678> の株価は、昨年来高値更新後の自律調整局面だが、好業績を評価する流れに変化はなく押し目買いの好機だろう。建設関連ビッグプロジェクトが目白押しで中期的に事業環境は良好だ。

  建設機械レンタルを主力として、海外向け中古建設機械販売、土木・建築工事用鉄鋼製品販売、IT機器・イベント関連レンタルなども展開している。北海道を地盤に東北、関東、中部、近畿、九州にも営業拠点網を拡充して全国展開を加速し、12年6月に道路建機レンタルと道路工事施工のユナイトを子会社化するなど、グループ戦略やアライアンス戦略も強化している。

  今期(14年10月期)の連結業績見通しについては前回予想(12月11日公表)を据え置いて、売上高が前期比6.0%増の1175億円、営業利益が同10.0%増の125億30百万円、経常利益が同9.2%増の120億90百万円、純利益が同4.1%増の60億50百万円としている。

  震災復旧・復興関連工事、防災・減災・耐震化関連工事、老朽化インフラ補修・更新関連工事、都市再開発関連工事、激甚災害現場の復旧工事などが活発であり、営業拠点網拡充などの営業強化策も寄与して、建設機械レンタル需要が高水準で推移する。北海道で展開する鉄鋼製品販売や海外向け中古建設機械販売も好調のようだ。

  第1四半期(11月~1月)は大幅増収増益となり、通期見通しに対する進捗率は売上高が28.2%、営業利益が45.1%、経常利益が47.0%、純利益が55.3%と高水準だったため、早くも通期増額の期待が高まっている。20年東京夏季五輪やリニア中央新幹線など建設関連ビッグプロジェクトが目白押しであり、中期的に事業環境は良好だ。

  株価の動きを見ると、全般地合い悪化の影響を受けて2月上旬に2400円近辺まで調整する場面があったが、素早く切り返して昨年11月の2862円を突破した。その後は3月4日に3000円台に乗せ、3月7日発表の第1四半期業績を好感して3月11日には昨年来高値となる3390円まで上値を伸ばした。足元は利益確定売りで3000円近辺まで反落しているが、過熱感を冷ますための自律調整局面だろう。

  3月25日の終値3060円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS167円87銭で算出)は18~19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1513円49銭で算出)は2.0倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。好業績を評価する流れに変化はなく、足元の自律調整局面は押し目買いの好機だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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