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【菜々美のマーケットにつぶやき】低調な今の売買代金はNISAの門出には最適
期待された年初からの株式マーケットは、3月5日時点で41日間の営業日のうち売買代金3兆円台が4回、2兆円割れが10回となり盛り上がりに欠ける展開となっています。原因はマーケットの主役である外国人投資家、なかでもアメリカの投資家が日本株に出ていないからです。
彼らの心中を察するに消費税の影響を抱えた日本株にはこの時点では強気になれないということでしょう。さらに、同盟国である日本と韓国に仲良くしてもらいたいのに意に反するような行動にアメリカ政府が苛立っていることを受けてアメリカの機関投資家は様子見を決め込んでいるという姿ではないでしょうか。
この先、消費税の影響度合いがはっきりするまでには今年夏頃まで時間がかかりそうです。ただ、わたしは消費税の影響は日本全体としてはあるていど影響を受けるとしても上場企業の業績ベースでは影響は小さいだろうとみています。最近は海外売上比率が多いこともあります。
こうしたマーケット環境の中、つまり外国人投資家の見送り、一方で企業業績は堅調という条件のもとでの投資を考えるなら、『森より木を見る』相場展開だろうと思います。とくに、『NISA』で新しく投資を始める方には好環境だと思います。大量の外国人の買いが入って値段が飛ぶという状況ではないため有利な値段で下値を買うことができます。
特に、3月期決算で配当利回りが2%ていどあり、株主優待のついている銘柄はぴったりだと思います。
NISAで約400万口座が開設されたといわれています。1口座100万円で合計4兆円の資金規模となります。恐らく、この資金が3月期決算の配当取りに動いてくるものと見られます。
この意味では外国人投資家に頼らなくても日本人投資家による穏健な相場が期待できるはずです。新しい投資資金導入のためには今の売買代金の少ない状態は歓迎されるものといえるでしょう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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