NY金:反落で1321.6ドル、米景況感指標の改善を受けた株高などで売り優勢に

2014年3月1日 09:13

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記事提供元:フィスコ


*09:13JST NY金:反落で1321.6ドル、米景況感指標の改善を受けた株高などで売り優勢に

NY金は反落(COMEX金4月限終値:1321.6 ↓10.2)。ウクライナ情勢をめぐる緊張が続くものの、寄り後まもなくつけた1333.2ドルを高値に、利食いとみられる売りが先行、その後、米国の景況感指標の改善を受けて株高となる状況に、売りがさらに強まり、1321.2ドルまで下落した。

ウクライナでは、クリミア半島の2空港が軍服を着用した武装集団に封鎖され、政府がロシア軍よる侵略行為と非難(ロシアは否定)、国連安保理の緊急会合の開催を要請する事態となり、緊迫した状況が続く。

そうしたなか、28日発表の米国の経済指標では、10-12月期GDP改定値は下振れとなったが、同価格指数(インフレ指標)が上方修正され、2月のシカゴ購買部協会景気指数が予想外に上昇、ミシガン大学消費者信頼感指数確定値も上方修正され、量的緩和の縮小ペースが速まるとの思惑浮上や、景気減速懸念の後退につながった。《KO》

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