【木村隆のマーケット&銘柄観察】キャリアリンクは来期の業績好転を期待する方向に転換

2014年2月21日 11:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  キャリアリンク <6070> (東2)は値固めが最終局面を迎え、浮上のタイミングが近付きつつある。今2014年2月期の第3四半期累計決算は、売上げ90億5800万円(前年同期比36.4%減)、営業利益2億9300万円(同67.1%減)と厳しい決算となった。

  通期の見通しは売上げ117億4200万円(前期比34.4%減)、営業利益3億2200万円(同68.7%減)の見通しを据え置いた。業績予想については、決算発表を前に減額修正しており、それをキープしていることで、株価は悪材料出尽くしの反応となっている。

  収益悪化の要因は、はっきりしている。同社は人材派遣を中心とした総合人材サービス事業を展開している。業務プロセスの一部を企画・設計から実施に至るまで外部委託するBPO。及び情報システムなどを活用して企業が顧客との関係を築くCRM事業が主力。このうち、BPOで年金記録台帳調査業務などの大型プロジェクトの事業規模が縮小し、第3四半期に終了したことから、官公庁向けの売上高が大きく減少したことが響いた。終了時期が予定より早まったため、一時的な稼働人員減が発生、BPO大型プロジェクトの体制構築のためにCRM関連事業部門の営業社員を振り向けたため、CRM関連事業の受注高も予想を下回るなど影響は大きかった。

  そうした中で、2013年9月に業務開始予定だった民間企業向け大型プロジェクトが今年3月から業務開始の予定にあるほか、CRM関連事業においても、自社コンタクトセンターでの新規案件が今年1月にスタート(2015年3月まで継続)するなど、業容は来期にかけて期待が持てる状況にある。株価も足元の低迷を振り払い、来期の好転に移ることになりそう。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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