NY金先物週間見通し:伸び悩みか、米長期金利の動向が手掛かり材料に

2014年2月15日 18:37

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記事提供元:フィスコ

*18:37JST NY金先物週間見通し:伸び悩みか、米長期金利の動向が手掛かり材料に
■NY金先物
安値:1,264.70ドル
高値:1,321.50ドル
終値:1,318.60ドル
前週末比(騰落率):4.41%

■上昇、1300ドル突破でファンド筋などが買い

NY金先物は上昇。米生産活動の低下などで米量的緩和縮小ペースが減速するとの観測が浮上し、積極的な買いが入った。1月の米小売売上高が減少し、米ドル相場がやや下落したことで金先物は節目となる1300ドルを突破した。その前後でファンド筋の買いが入ったことも金相場の上昇を促した。


■伸び悩みか、米長期金利の動向が手掛かり材料に

想定レンジ:1,290.00~1,340.00ドル

金先物は伸び悩む可能性がある。米長期金利の上昇が意識されそうだ。米量的緩和策の縮小ペースが鈍化する可能性は否定できないが、株高が続いた場合、米長期金利は下げ渋る可能性がある。ドル相場が反発する可能性があることも金先物相場の上昇を抑制する一因となる。《FA》

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