ムサシ 選挙特需に左右されない体質構築でさらなる収益基盤の安定へ

2014年2月13日 10:44

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記事提供元:フィスコ


*10:44JST ムサシ---選挙特需に左右されない体質構築でさらなる収益基盤の安定へ

ムサシ<7521>は12日、2014年3月期第3四半期累計(2013年4-12月)決算を発表。売上高は前年同期比2.3%減の264.57億円、営業利益は53.2%増の10.38億円となった。経常利益は同33.8%増の11.07億円、四半期純利益は186.1%増の6億円と、すべての利益項目で2ケタ以上の大幅増を達成した。

セグメントでは「金融汎用・選挙システム機材」が順調に推移。昨年実施された参院選や各地方選挙向けに各種の選挙機材の販売が好調だったほか、一部の貨幣処理機器やセキュリティ機器の販売が伸長した。同セグメントの営業利益は増収効果で前年同期比91.0%増と大幅増益を達成。自社開発商品で高採算の同セグメントが、連結での大幅利益増に寄与した格好となった。

「紙・紙加工品」では医薬品・化粧品向けの高級紙器用板紙の販売が若干落ち込んだものの、広告媒体向けの印刷用紙や感熱記録紙など情報用紙の販売が伸びた。「情報・印刷・産業システム機材」では大口受注が減少した。

連結の通期計画については、売上高が前期比0.1%増の378.83億円、営業利益が9.5%減の14.51億円、経常利益が15.1%減の15.26億円、純利益が12.7%増の9.03億円という、11月に修正された会社計画を据え置いた。第3四半期累計期間の営業利益の進捗率は71.5%。第4四半期は各事業とも年度末需要を見込んでいるほか、選挙システム機材においては先日実施された東京都知事選挙がプラス寄与する見通し。

同社は中期経営戦略として「国政選挙等の特需に左右されない収益体質の構築」を目指している。文書のデジタル化など「メディアコンバートサービス」の情報システム機材をはじめ、金融機関向け貨幣処理機器の金融汎用システム機材など、既存事業の拡大に取り組むと同時に、シナジーが見込まれる周辺分野での新規事業の開拓、新商品の開発に注力していく方針。

ムサシは、選挙システム機材で最大手。情報・印刷システム機材では富士フイルムの特約代理店。公文書や企業情報等をデジタル化するメディアコンバートサービス事業にグループで取り組んでいる。《FA》

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