イエレンFRB議長の議会証言 おおよそ想定通りの内容で市場に安堵感も

2014年2月12日 11:46

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記事提供元:フィスコ


*11:46JST イエレンFRB議長の議会証言 おおよそ想定通りの内容で市場に安堵感も
注目のイエレン新FRB議長の議会証言は、テーパリング(緩和縮小)を続けつつも金融緩和姿勢を維持するバーナンキ前議長の路線を踏襲する意向を表明した。労働市場は「完全な回復からほど遠い」とし、長期失業の異例の高水準、パートタイム職にしか就けない割合の大きさを問題にした。インフレ率の弱さは原油価格や輸入物価の下落など「一時的となる公算の大きい要因を反映している」とした。大寒波の影響は、最近の雇用統計の弱さで言及したが、特に注目点とはしなかった。ただ、タカ派(緩和縮小派)のフィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁が「稀に見るほど破壊的な大寒波の影響で、経済指標が上向くには後数ヵ月かかる可能性がある」と述べており、4月発表の3月経済統計が焦点になると思われる。

加えて、米下院共和党が一気に「無条件」の債務上限引き上げ法案を提出する方向となった。当初は軍人向け年金削減見直しを条件にしようとしていたが、共和党内あるいは民主党とも協調が得られずベイナー下院議長を中心に方針転換となったようだ。議長はかねてより、デフォルトには追い込まないと表明しており、材料としては重要視されてこなかったが、タイミング的にリスクオンに戻ることを後押ししたと考えられる。《MK》

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