やや割り切りスタンスでのリバウンド狙い/ランチタイムコメント

2014年2月4日 12:05

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記事提供元:フィスコ


*12:05JST やや割り切りスタンスでのリバウンド狙い
 日経平均は大幅に続落。382.54円安の14236.59円(出来高概算22億3000万株)で前場の取引を終えた。3日の米国市場では景気先行き不透明感からNYダウが300ドル超の下げとなり、この流れから幅広い銘柄が売り先行で始まった。また、NY時間で円相場が約2ヵ月半ぶりに1ドル100円台に突入したことも警戒感が強まる一因となった。これによりトヨタ自<7203>、ソフトバンク<9984>など、主要銘柄が軒並み売り気配から始まった。14400円を下回って始まった日経平均は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、その後一時14121.05円まで下げ幅を拡大させている。
 ただ、ソフトバンクがプラスに転じるなど、一部銘柄に下げ渋りの動きもみられ、前引けにかけては若干ながら下げ幅を縮めている。業種別指数では東証33業種すべてが下げており、非鉄金属、機械、鉱業、建設、輸送用機器、ゴム製品が4%超の下げ。化学、倉庫運輸、鉄鋼、サービス、海運、金属、保険などが3%を超えている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の98%を占めるなど全面安商状。また、足元で調整が強まっている中小型株だが、マザーズ指数の下落率は7%を超えている。
 日経平均は一先ず下げ渋りをみせているが、短期筋のショートカバーが意識されやすい水準のようである。売買代金上位をみても、上昇しているはソフトバンク<9984>、ガンホー<3765>、任天堂<7974>にとどまる。ボトム意識というよりはショートカバーが入りやすい銘柄のように映る。一方、トヨタ自<7203>、ホンダ<7267>など輸出関連の戻りの鈍さをみると、海外勢によるポジション圧縮の流れが継続しているとみられる。
 高水準の空売り比率から、ギャップ・ダウンの下げに対するその後のカバーは意識されやすい。ただ、明確な底打ちというよりは短期的にショートに傾いた需給の反動にとどまりそうである。やや割り切りスタンスでの、短期的な値幅取りが中心になろう。(村瀬智一)《FA》

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