NY金:反落で1242.5ドル、米量的緩和の縮小継続、新興国懸念の後退で売り優勢

2014年1月31日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY金:反落で1242.5ドル、米量的緩和の縮小継続、新興国懸念の後退で売り優勢

NY金は反落(COMEX金4月限終値:1242.5 ↓19.7)。前日の取引終了後に、米連邦公開市場委員会(FOMC)が債券買い入れ措置を2月から100億ドル縮小すると発表したことを受けて、金は売りが先行、寄り付近の1254.9ドルを高値に、一時1237.5ドルまで下落した。売り一服後は買い戻しもみられ、その後は1240ドルから1245ドル辺りでの推移となった。

この日発表された米国の10-12月期GDP速報値が堅調さを示し、個人消費も拡大していたことなどから、量的緩和の縮小が継続するとの見方が強まった。また、南アフリカの12月生産者物価指数の予想以上の上昇を受けて、追加利上げが早まるとの見方がランドの反発につながり、トルコリラなども上げ、新興国への懸念が弱まったことも、金相場の重石になった。《KO》

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