NY金:反発で1262.2ドル、新興国懸念が解消せず安全資産としての買いが復活

2014年1月30日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY金:反発で1262.2ドル、新興国懸念が解消せず安全資産としての買いが復活

NY金は反発(COMEX金4月限終値:1262.2 ↑11.7)。前日のトルコ中銀の大幅利上げ、この日の南ア中銀の予想外の利上げにも、新興国への懸念が解消せず、欧米株安・リスク回避ムードが広がる状況に、安全資産として金の買いが強まり、寄り付近の1260.0ドルを安値に、1269.0ドルまで上昇した。その後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を待つ状況となり、債券買い入れ措置の規模を縮小する可能性への警戒から、1262ドル付近に反落した。

トルコ中銀は28日の臨時会合で各主要政策金利を5%前後もの幅で引き上げ、南ア中銀は29日の定例会合でサプライズ的に0.5%の利上げを決定した。しかし、トルコリラは反発後、再び売り込まれ、南アランドも下落傾向に歯止めがかかっていない。《KO》

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