『綺麗な男』チャン・グンソク、“本当の愛”に気付く

2014年1月6日 22:15

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チャン・グンソクが、ようやく“本当の愛”に気付いた。

チャン・グンソクが、ようやく“本当の愛”に気付いた。[写真拡大]

 チャン・グンソクが、ようやく“本当の愛”に気付いた。

 2日に放送されたKBS2TV水木ドラマ『綺麗な男』の第14話では、出生の秘密について全ての事実を知り絶望に陥ったトッコ・マテ(チャン・グンソク)の姿と、そんな彼に希望の手を差し伸べるキム・ボトン(IU)の姿が描かれた。

 この日の放送では、マテがMGグループパク・ギソク会長(トッコ・ヨンジェ)の庶子ではなく、ナ・ホンラン副会長(キム・ボヨン)が捨てた実の息子である事実が明らかになった。ナ・ホンランはショックを受けるマテに謝るどころか、「永遠にいなくなってくれない?」と耳を疑うような言葉を発し彼を更に傷つけた。

 マテは絶望のどん底に陥り、「母親が母親でなかったら、息子であるオレの存在はどうなるんだ?」と自分を育ててくれた母親ミスク(ヤン・ミギョン)の納骨堂前でボトンを見つめながら号泣した。マテの周りは一瞬にして何もかも変り果て、マテは全てのものが信じられなくなってしまった。

 しかし、ただ一人、変わることなくマテの傍にいてくれる人がいた。まさにボトンだ。ボトンはまるで自分の事のように悲しみ、共に涙を流してくれた。そんなボトンを見つめながらマテは、「オレに対して変わらないでいてくれるのはお前だけだな」とつぶやいた。

 ボトンは「全てをふっ切って元のオッパに戻って欲しい」と言いながらマテを励まし続けた。

 その後ボトンは、ショックのあまり何もできないでいるマテを引っ張って「行くところがあるの」と言いながら真っ白なアイスリンクに連れて行った。

 全く滑れないくせに、マテを何とか元気づけようと一生懸命になるボトン。そんなボトンの手を握ってリンクの上を滑っているうちに何だか清々しい気持ちになってくるマテ。全てはボトンのおかげだった。

 ボトンは、「オッパ!氷の上ではぼーっと立ってるわけにはいかないじゃない?転んでもすぐに立ちあがって前に進もうよ!」とマテの今の状況をスケートに例えて励ました。

 マテは、ボトンとのこれまで過ごして来た時間を思い出した。すると自然に笑みがこぼれ、「愛ってこういうことなのか?お前を見ていたらついつい笑顔になってしまう。これが愛なのか?」と言いながらそっとボトンを抱きしめた。そしてボトンの耳元で「これからはオレが行くから」と囁きながら更にきつく抱きしめた。マテが“本当の愛”に気付いた瞬間だった。

 ボトンの一途な愛が遂にマテの心に届き視聴者を安心させたが、最終回を前にもう一つ気になることがある。ホン・ユラ(ハン・チェヨン)がマテの育ての親(ヤン・ミギョン)から遺言として聞いた暗号が、“キム・ボトン”だというのだ。果たして何を意味しているのか、視聴者の関心が集中している。(翻訳:宮本りさ)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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