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ほぼ全球団が興味!? 田中投手のメジャー挑戦決定で、米国の期待高まる
25日、楽天・田中将大投手のメジャーリーグ移籍を球団側が容認。このニュースは米メディアでも続々と報じられている。賛否両論の新ポスティングシステム(入札制度)を使っての移籍となり、米大リーグ球団間で激しい争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。
【新ポスティングシステムでは、多くの球団に交渉権】
米大リーグ(MLB)と日本野球機構(NPB)間で取り決められた新ポスティングシステムでは、譲渡金の上限が2000万ドルとなる。これまでは最高額を提示した球団のみ選手との交渉権を得ることができたのに対し、新制度では2000万ドルを支払う意思のある球団全てが交渉権を得られることになった。大球団ばかりでなく、より多くの球団が交渉権を獲得できることになる。
【楽天が折れて移籍容認】
メジャー挑戦の意欲を示していた田中投手に対し、それを引き留めたかった球団側が最終的には折れた形になった、とウォール・ストリート・ジャーナル紙は報じている。MLB.comも、楽天は新ポスティングシステムを不服として田中の移籍を渋っていたが、最終的には田中本人の意思を尊重し、日本のファンへの期待を鑑みての決断に至ったと伝えている。立花陽三球団社長は「入団以来、球団への貢献を評価した結果の移籍容認」と述べた。
一方、同社長は、新ポスティングシステムについて「まだ問題点も多く、今後議論が必要」とも述べている。今後、田中投手は、米大リーグ球団に告示された翌日から30日間、各球団と交渉することになる。
【ほぼ全てのメジャー球団が興味を持っている】
今シーズンを経て、田中はダルビッシュに匹敵する投手ではないかという見方がでてきており、その年に最も活躍した選手に贈られるサイ・ヤング賞を目指すことも夢ではないと言われている。MLB.comでは、ほぼ全ての球団が興味を持っており、ヤンキースやダイヤモンドバックスのように即戦力を獲得してすぐに勝利につなげたい球団はもちろん、カブスのように長期的な勝利数を目標とする球団も獲得に参加するだろうと報じている。
年棒総額に対する課徴金(ぜいたく税)を避けたいヤンキース、2012年以来希望した選手を多く獲得してきたドジャースの動きからも目が離せない。ヤンキースの地元ニューヨーク、ドジャースの地元ロサンジェルスでも、地元紙がその動向に注目している。
どの球団が獲得することになるにしろ、アメリカの野球ファンにとって田中投手のメジャー移籍が朗報であることは間違いない。
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※この記事はNewSphereより提供を受けて配信しています。
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