【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エストラストは700~800円のモミ合いが4ヶ月、上放れ近かそう

2013年12月4日 07:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  新築分譲マンションの開発・販売を展開するエストラスト <3280> (東マ)の株価は、安値圏で調整局面だが下値は着実に切り上げている。調整のほぼ最終局面だろう。今期(14年2月期)好業績に見直し余地があり、出直りのタイミングが接近しているようだ。

  山口県を地盤とする不動産デベロッパーで12年11月に新規上場した。山口県や福岡県などで、一次取得ファミリー型の新築分譲マンション「オーヴィジョン」シリーズおよび新築戸建住宅の不動産分譲事業、ストック型ビジネスとして収益基盤強化に繋がる不動産賃貸事業や「オーヴィジョン」マンション管理受託の不動産管理事業を展開している。

  中期成長戦略として九州・山口エリアでのNO.1デベロッパーを目指し、福岡県および九州主要都市への進出加速、九州・山口エリアでのマンション年間供給500戸体制構築、山口県での戸建住宅年間供給100戸体制の構築、ストック型ビジネスとなる建物管理戸数の拡大を推進している。13年6月には第三者割当増資を実施して、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>傘下の福岡銀行との関係を強化した。

  今期の連結業績見通しについては10月10日に増額修正して、売上高が前期比18.5%増の103億円、営業利益が同11.8%増の10億10百万円、経常利益が同10.8%増の9億円、純利益が同14.3%増の5億40百万円としている。不動産分譲事業の契約進捗率が計画以上に高水準のため、引渡予定戸数は新築分譲マンションが期初計画に対して20戸上振れの376戸、戸建住宅が2戸上振れの18戸とした。増収効果で来期プロジェクト先行費用などを吸収し、広告宣伝費など販売費圧縮も寄与する。また不動産管理事業の建物管理戸数は、前期末比8棟・375戸増加の38棟・1710戸となる見込みだ。

  なお、来期(15年2月期)の新築分譲マンション引渡予定戸数448戸に対して、今期第2四半期累計(3月~8月)末時点での契約戸数は234戸、契約進捗率は52%に達している。14年8月建物完成引渡予定の「オーヴィジョン防府駅前セントラルスクエア」プロジェクト(総戸数89戸)の契約進捗率は85%に達しているようだ。また不動産管理事業の建物管理戸数は45棟・2158戸に増加する計画だ。来期も好業績が期待されるだろう。

  さらに中期経営計画で、16年2月期の新築分譲マンション引渡戸数494戸、売上高130億円、営業利益12億50百万円、経常利益12億円、純利益7億20百万円を目標数値として掲げている。計画前倒し達成の可能性も高まっており、収益拡大ペースが加速しそうだ。

  株価の動き(6月1日付で株式3分割)を見ると、5月高値圏から反落後は急騰の反動で日柄整理局面となり、概ね700円~800円近辺のレンジでボックス展開のようだ。8月安値圏600円台から反発して10月上旬に800円台を回復する場面があったが、足元はやや水準を切り下げて概ね700円~750円近辺で推移している。

  12月3日の終値725円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS108円18銭で算出)は6~7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は0.8%近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、上場直後の12年12月安値をボトムとして下値は着実に切り上げている。日柄整理のほぼ最終局面であり、好業績を評価して出直りのタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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