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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティー・ワイ・オーは調整一巡して出直り強める、収益改善や高配当利回りに見直し余地
広告代理店向けTV-CM制作大手のティー・ワイ・オー <4358> (東2)の株価はやや軟調な展開だったが、足元で調整一巡感を強めている。今期(14年7月期)の収益改善や高配当利回りに見直し余地があり、12月11日予定の第1四半期(8月~10月)業績発表も接近して出直りの動きとなりそうだ。
広告代理店向けのTV-CM企画・制作事業を主力として、WEB広告やプロモーションメディア広告の企画・制作などマーケティング・コミュニケーション事業も展開している。不採算事業の縮小・撤退・売却などによって事業構造改革を推進し、13年5月にはマーケティング・コミュニケーション事業内で不採算だったテオーリア事業部を譲渡した。
13年9月に発表した新中期経営計画では目標数値として16年7月期売上高320億円、営業利益21億50百万円などを掲げ、株主還元として配当性向25%以上と株主優待の継続的実施の方針を示している。広告市場は拡大基調であり、広告代理店や広告主が安心感や信用力を求める動きを背景として、TV-CM制作業界では当社を含む大手制作会社3社による寡占化傾向を強めている。20年東京夏季五輪も追い風となり、中期的な事業環境は良好と言えそうだ。
今期の連結業績見通しは売上高が前期比6.0%増の265億円、営業利益が同13.8%増の17億円、経常利益が同10.8%増の15億40百万円、純利益が同10.1%増の8億90百万円としている。TV-CM事業は自動車、飲料、衣料業界向けを中心に好調が続いている。さらに1件当たり金額が上昇傾向であり、大口広告主からの直接受注も増加している。人件費の先行投資が一巡したことに加えて、不採算事業撤退など事業構造改革の効果も本格寄与して収益が一段と改善する見込みだ。なお12月11日に第1四半期業績の発表を予定している。
株価の動き(10月25日付で東証2部に市場変更)を見ると、10月の戻り高値圏から反落してやや軟調展開となり、11月12日に144円まで調整する場面があった。ただし10月9日の142円を割り込むことなく、足元では150円台まで戻している。12月2日には前日比7円(4.67%)高の157円まで上伸する場面があった。調整が一巡した可能性があるだろう。
12月2日の終値156円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS14円90銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS70円01銭で算出)は2.2倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復し、140円台で下値支持線を形成したようだ。また週足チャートで見ると、52週移動平均線がサポートラインとなって反発し、26週移動平均線を突破する動きを強めている。高配当利回りにも見直し余地があり、調整が一巡して出直り展開となりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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