米国の事業家、米国に対し「宇宙条約」は破棄すべきとして働きかける

2013年11月19日 11:38

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 宇宙関連ベンチャーBigelow Aerospaceの創業者であるRobert Bigelow氏が、米連邦航空局(FAA)の商業宇宙輸送オフィスに対し、宇宙空間の排他的利用を禁じる宇宙条約を破棄するよう働きかけているという(本家/.元ネタのCNBC記事)。

 Bigelow氏の主張するところは、「宇宙開発には多大なリスクがあるため、そのインセンティブとして開拓者にその権利を認めるべき」というものだ。特定国家による所有を目指すものではないとも述べられているが、近年米国の宇宙開発において月の優先度は下がっているように見え、また最近の中国の宇宙開発や月への進出に危機感を持っているとのことで、そのための発言のようだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 宇宙

 関連ストーリー:
今後、地球近傍にある小惑星の不動産価格は急騰する 2013年02月26日
宇宙開発の最大の障害は財産権? 2012年12月25日
インドでも「宇宙開発と貧困問題」が対立 2012年09月12日
神舟9号の成功は中国が宇宙の覇権を握るための第一歩となるか 2012年06月22日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事