次期レガシィのコンセプトモデルが11月20日にワールドプレミア

2013年11月18日 08:05

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記事提供元:エコノミックニュース

次期レガシィ・セダンのスタディモデル。全長×全幅×全高4930×1940×1500mm、ホイールベース2880mm。国産車でいうとトヨタ・クラウンを凌駕するLクラスセダンといえる。リアドア&ウインドウグラフィックを見ると、ステーションワゴンは想像しにくいデザインだ。アウトバックはどうなるか? 興味は尽きない。

次期レガシィ・セダンのスタディモデル。全長×全幅×全高4930×1940×1500mm、ホイールベース2880mm。国産車でいうとトヨタ・クラウンを凌駕するLクラスセダンといえる。リアドア&ウインドウグラフィックを見ると、ステーションワゴンは想像しにくいデザインだ。アウトバックはどうなるか? 興味は尽きない。[写真拡大]

 スバル・レガシィが日本のマーケットから北米市場をメインにしたマーケティング戦略にシフトする。以前、別項でも報告したが、従来からのレガシィ・ユーザーにとって、現行型が「日本で走らせるには大き過ぎる」として購入を躊躇する遠因になっていると述べた。それは、現行モデルが北米のミッドサイズセダン市場を戦略的に意識して、そのマーケットでは稀な水平対向エンジンとシンメトリカルAWDを武器に投入されている結果だ。世界的に見てもレガシィに対抗し得るフォーマルなミッドクラス四駆車をラインアップするのはアウディぐらいで、その常時四駆という走行性能において希有な存在と言えるのだ。

 そのレガシィがクローバルマーケットを目指す戦略車としての立ち位置を更に明確にする日がやってくる。11月20日である。

 普通に自動車業界に詳しい人なら、「東京モーターショーのプレスデーだ」と理解し、「そこで新型レガシィのコンセプトモデルが発表されるわけね」と思うことだろう。

 しかしである。新型レガシィのコンセプトカーは、同日にプレスデーとなる米国ロサンゼルスで開幕する「LAオートショー」11月20日10時30分(現地時間)から行われる富士重工業のプレスコンファレンスでワールドプレミア(世界初公開)となる。スバルのリリースによると「ここで発表するレガシィ・コンセプトは、スバルのフラッグシップモデルであるレガシィの今後のデザインの方向性を提示するものです」としている。

 さらに続けて、「2014年にレガシィ誕生25周年を迎えるにあたって、次期レガシィ・セダンのデザインの方向性を表現したミッドサイズセダンのコンセプトモデルです。スバル・ブランドを通じて価値である“安心と愉しさ”を実現するシンメトリカルAWDの走りと乗員の快適な空間をダイナミックかつソリッドなスタイリングで具現化した」と高らかに唱い上げているのだ。

 発表されている主要諸元は以下の簡素なものだが、クルマ好きならどんなモデルなのか想像できると思う。車両寸法、全長×全幅×全高4930×1940×1500mm、ホイールベース2880mm。タイヤサイズ265/40ZR21。乗車定員4名。完全なLクラスセダンだと分かる。タイヤサイズからパワーユニットは総合出力400ps近くを発揮するハイブリッドとなろう。想像だが、水平対向6気筒エンジン+モーターの出現も期待できそうだ。(編集担当:吉田恒)

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