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理想の給食は「地産地消」、でも現実は「ヘンな給食」?
小学校の99%、中学校の85%で実施されている給食。「もう一度食べたいメニュー」など、思い出話は意外に盛り上がる。
パルシステム生活協同組合連合会によると、小学生が喜ぶメニューの1位は「カレーライス」、2位は「鶏の唐揚げ」、3位が「ハンバーグ」だそうだ(※注1)。地域による違いもあり、「冷凍みかん」は中国・四国地方、「揚げパン」は関東地方で他の地域より人気が高い。ミートソースなどと絡めて食べる「ソフト麺」は、東海や北陸・甲信越地方でそれぞれ人気のようだ。
同調査では母親たちが「給食を通じて子どもに身につけて欲しい、学んで欲しいこと」も尋ねているが、「食べ物の大切さ」が82%、「食事ができることへの感謝の気持ち」74%、「食材の栄養、栄養のバランス」64%など、食の大切さや、食に関する知識を身につけて欲しいと願う母親が多い。また9割以上の母親が「地産地消給食」や、生産者と一緒に食事する「ふれあい給食」などの実施を望んでいることも分かった(※注2)。
とはいえ実際には、必ずしも栄養バランスに優れたメニューばかりではない。2009年に出版された『変な給食』(幕内秀夫著)によると、「生クリームサンドに焼きそば、牛乳」や「きつねうどんにイチゴ蒸しパン、牛乳」、「アメリカンドッグにカレーうどん、小倉白玉」といった「ひどい献立」も珍しくないという。
学校給食の単価は、一食あたり平均200~300円。限られた予算内で「子どもが好む献立」を考えるのは難しいのかもしれない。自治体からの補助があるため安く作れる面もあるが、食育が叫ばれる中、「変な給食」を保護者はどう捉えているのだろう。ちなみに母親が「もう一度食べたいメニュー」の1位は「揚げパン」だった。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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