ホンダ、協調型自動運転技術を世界初公開 ITS世界会議で

2013年10月9日 13:25

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協調型自動運転イメージ(画像:ホンダ)

協調型自動運転イメージ(画像:ホンダ)[写真拡大]

  • 自動バレーパーキングイメージ(画像:ホンダ)

 ホンダは、10月14日~18日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第20回ITS(高度道路交通システム)世界会議 東京2013」において、「協調型自動運転技術」を用いた安全デモンストレーション走行を世界初公開する。

 自律型の走路環境認識技術を搭載した実験車は、狭い道などでの自動走行や、車載カメラで歩行者を認識することによる自動停止および発進を実現する。また、歩行者とクルマの通信や二輪車・四輪車・電動カートとの通信による安全運転支援に加え、車載カメラにより路上駐車車両を検知し、後方の安全を確認したあとに自動で車線変更を行う。

 さらに、今回ホンダは、駐車支援システムとして、駐車場の監視カメラと連携した低コストな車載システムによる「自動バレーパーキング」のデモンストレーションも行う。

 駐車場の四隅に設置されている監視カメラがクルマと無線通信で連携することにより、車両側に特別なセンサーを追加することなく、顧客がスーパーなどの駐車場の送迎エリアにクルマを停車させると、駐車場内の空きスペースの情報を受け取ったクルマが無人で走行して駐車する。その後、顧客が用事を終えて駐車場の送迎エリアに戻ってくると、クルマは無人のまま送迎エリアまで迎えに行く仕組み。同システムは、複数台の車両が安全で効率良く自動駐車することを可能としており、例えば、郊外ショッピングセンターの広大な駐車場などで顧客の利便性を高めることができる。

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