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欧州情勢は複雑怪奇、過度の市場反応には当局が対策も
記事提供元:フィスコ
*10:36JST 欧州情勢は複雑怪奇、過度の市場反応には当局が対策も
イタリアのベルルスコーニ元首相が求心力を失っています。今週2日に実施されたレッタ政権の信任投票は上下両院で可決されましたが、これにはベルルスコーニ陣営から離反者が相次いだことが影響しました。レッタ政権の存続が決まったことが追加の追い風となり、ユーロ相場は足元で堅調な値動きを強めています。
欧州ではリセッション(景気後退)脱却にはじまり、メルケル首相の選挙での圧勝など好材料が相次いでいます。ただ、通貨ユーロの上昇は回復に向かい始めた景気の腰折れになる要因として政策当局者にとっては警戒材料。
また、過剰流動性の減少が短期金利に必要以上の上昇圧力を加える方向に動けば、こちらも銀行などに打撃を与える原因になります。最近、投資家の間で欧州中央銀行(ECB)が追加長期資金供給オペ(LTRO)を実施するとの思惑が強まっているのはこうした背景があるようです。
先日行われたECB理事会では政策金利の据え置きが決定されましたが、理事会は「いかなる政策の選択肢も排除しない」と警戒姿勢を堅持。欧州で相次ぐ好材料に市場が過度に反応しすぎれば、ドラギ総裁があらためて動きだすことも想定できそうです。
(フィスコ・リサーチ・レポーター)《RS》
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