概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は続落、米財政協議難航に伴う原油安を嫌気

2013年10月1日 09:47

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記事提供元:フィスコ


*09:47JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は続落、米財政協議難航に伴う原油安を嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 52338.19 -2.61%
昨日9月30日のブラジル市場は大幅に5営業日続落。主要指標のボベスパ指数は前営業日比1400.73ポイント安(-2.61%)の52338.19で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは10、値下がり62、変わらず1と売りが優勢。セクターでの値上がりはなし。値下がり上位には石油・ガス、通信、金融などが並んだ。指数はこの日、終値ベースで9月5日以来の安値水準に沈んだ。

指数は終日にわたり軟調な展開を示し、この日の安値圏で取引を終えた。米国や中国からの悪材料で商品先物相場が下落し、ボベスパ指数は一日当たりの下落幅として約3カ月ぶりの大きさを記録。米国では債務上限引き上げを巡る政府と議会の対立が継続し、米政府機関の一時停止が現実味を増してきた。また、英HSBCが発表した9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)確定値が50.2で着地し、速報値の51.2から下方修正されたことも悪材料。商品需要の後退懸念が強まり、ブラジルでは石油最大手ペトロブラス(PETR3)や鉄鉱石ヴァーレ(VALE3)など大型の資源・エネルギー株の下落が目立った。

【ロシア】MICEX指数 1462.82 -0.62%
9月30日のロシア市場は続落。主要指標のMICEX指数は前営業日比9.07ポイント安(-0.62%)の1462.82で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり13、値下がり36、変わらず1と売りが優勢に。

軟調な展開が続き、取引後半には一段と値を崩す場面があった。連邦債務上限の引き上げを巡る米政府と議会の対立が続き、政府機能の停止が現実味を増してきたことが警戒材料。ロシア金融相場との連動性の高い原油先物相場が需要後退懸念から下落し、これがルクオイルやタトネフチなど関連株の売りを誘った。

【インド】SENSEX指数 19379.77 -1.76%
9月30日のインドSENSEX指数は大幅続落。米国で与野党の財政協議が難航しており、連邦政府機能の一時停止が現実味を帯びてきたことが警戒材料。また、取引終了後に発表された4-6月期(第1四半期)の経常収支を警戒する雰囲気も高まったもよう。市場予想では、同期の赤字額は230億米ドルとなり、前期から赤字幅が拡大すると見込まれていた。なお、大引け後に発表された統計では第1四半期の赤字は217億7000万米ドルとなり、予想ほどは赤字幅が膨らまなかった。

【中国本土】上海総合指数 2174.67 +0.68%
9月30日の上海総合指数は続伸。週末29日に「上海自由貿易試験区」が開設されたことを受け、関連銘柄の一角にあらためて買いが向かった。また、新規株式公開(IPO)の早期再開観測が再び後退したことも支援材料。ただ、翌10月1日から国慶節の大型連休(7日まで)に入るため、積極的に買い進む動きは見られなかった。また、HSBC版の9月製造業購買担当者景気指数(PMI)確報値が下方修正されたことも一部で買い手控えにつながった。《FA》

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