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カセットの音源をメモリーカードに移し替え
赤ちゃんの泣き声を録音する母親、FMステレオ放送を録音する受験生、そして、アイドル歌手の曲を楽しむ少女。1970年代から90年前半まで、多くの家庭で使われ、重宝されたカセットテープ。今でも家のどこかにカセットテープが眠っているという家庭は少なくないであろう。そのカセットテープの寿命は数十年ともいわれているが、湿気やカビの影響を受けやすい性質であるため、大切なテープがあれば、早めに他の電子媒体に移し替えた方がいい。
ソニー株式会社<6758>は、CDやラジオ番組、カセットテープの音源をメモリカードに録音できるCDラジオカセットメモリレコーダー「CFD-RS500」を10月5日に発売する。同製品はカセットテープやCDからメモリーカードへ録音。また、受信したラジオ番組(FMステレオ放送とAM放送)をメモリーカードに録音し、さらには、CDやメモリーカード、ラジオ番組をカセットテープに録音することもできる。もちろん、録音機能以外にもCDやカセットテープ、メモリーカード(2GBまでのSDカード、32GBまでのSDHCカード、メモリースティックデュオ)を再生することができ、他にも別売のマイクをつないでカラオケを楽しめたり、マイクの音声を録音したり、拡声器として使うこともできる。
カセットテープの音源を別の電子媒体に録音する機能について、カセットテープの再生機器と録音機能を持った別の製品をケーブルで繋ぐという方法であれば、従来のソニー製品でも可能であるが、1台で再生、録音までできるのは、この製品が初めてである。
カセットテープからメモリーカードに録音する場合、2GBのメモリーカードを用いれば、60分のカセットテープ約34本分(ビットレート128kbps、MP3形式で圧縮した場合)を収録可能であり、保管スペースの削減にも有効である。商品が発売される10月から年末にかけて、物置の片隅を陣取るカセットテープをメモリカードにまとめ録音しておけば、年末年始はゆっくり過ごせそうである。(担当:中村小麦)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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