往年のVW「ゴルフ」ファンには現行モデルではなく「ポロ」がお薦め?

2013年9月23日 20:52

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記事提供元:エコノミックニュース

 現行のゴルフのクォリティの素晴らしさは誰もが認めるところ。しかし往年のゴルフ愛好家からすると、いかんせんボディが大きすぎるという声を耳にする。それならばあえてゴルフにこだわらず、かつてのゴルフのキビキビさを持ち合わせるポロの購入を考えてみるのもよいだろう。

 

 フォルクスワーゲン・ジャパンは、同社のコンパクトハッチバック「ポロ」に、「ポロ ブルーGT」を新たに導入し、販売を開始した。

 「ポロ ブルーGT」は、「ポロ GTI」と「ポロ TSI ハイライン」の間を埋めるモデルとして、高い動力性能と「ポロ」史上最高の低燃費の双方を兼備していることを最大の特徴としている。”Blue Motion Meets GTI”をコンセプトに開発されたこのクルマは、新型「ゴルフ TSI ハイライン」と同じ気筒休止エンジン1.4 TSI アクティブシリンダーマネジメント(ACT)を「ポロ」として初めて採用し、7速DSGと組み合わせている。「ポロ GTI」に匹敵する250Nmという、自然吸気エンジンの2.5リッタークラスに相当する強力なトルクを、わずか1500rpmから発生、最高速は210キロに達すると同時に、従21.3km/l(JC08モード)というポロ史上最高の低燃費を実現している。その結果、「ポロ ブルーGT」は、エコカー減税(75%減税)適用車両となっている。

 「ポロ ブルーGT」の低燃費を実現するために、最新の1.4 TSI ACT エンジンは、大きなパワーを必要としない時は、4気筒のうち2気筒を休止させる。また、ダウンサイジング(小排気量+直噴&過給システム)、ブルーモーション テクノロジー(スタート/ストップシステム、ブレーキエネルギー回生システム)、エアロダイナミクスを向上させるための専用エクステリアやアンダーボディトリムの採用などにより、低燃費に寄与している。リヤスポイラーやディフューザー付リヤバンパー、デュアルエキゾーストパイプなどの採用により、スポーティなイメージを高めつつ、15ミリ車高を落としたスポーツサスペンションや17インチアルミホイール、電子制御式ディファレンシャルロック”XDS”などにより、ハンドリング性能も大幅に向上させたという。

 インテリアでも「ポロ ブルーGT」は、機能/デザイン面で大きくアップグレードしている。シートにはテーマカラーのブルーが配色された専用のアルカンターラ&ファブリックのスポーツシートを採用し、「ポロ」シリーズの中でも唯一装備されたクルーズコントロールや、GTエンブレム入りの専用レザー3本スポークステアリングホイール、グレーステッチ入りのレザーハンドブレーキグリップやシフトノブを装備し、高い機能性を持たせている。

 ボディ色は、ブルーGT専用のブルーシルクメタリックに加え、キャンディホワイト、ディープブラックパールエフェクト、リフレックスシルバーメタリックの4色が用意されている。価格は、263万円。(編集担当:久保田雄城)

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